親知らず(右下)の抜歯|費用や痛みと腫れ|期間についての体験談

「右下の奥歯ら辺にめっちゃでかい口内炎できてる」

口の中での出来物・痛みというものは、非常に気持ちが滅入ってしまい我慢がなりません。ちょっと熱い物を食べてベロが火傷したり、口内炎なんかできるともう集中力が0になっちゃいます。

食べるために噛んだりすると擦れて痛むし、何もしないでもズキズキとするので、歯科クリニックに受診すると、「これは親知らずだね。痛かったでしょう」と、実際には口内炎ではなく、親知らずが悪さをして腫れている状態でした。

腫れが治まっても、再び繰り返してしまうとのことから、親知らずの抜歯をしました。その体験談についての記事を書いていきたいと思います。

親知らずってなに?

管理人の歯並び画像

親知らずは、口の奥に上下左右4本ずつ生えている歯です。腫れたり・隣の歯を圧迫することがないと基本的には手術は必要ないとされて、ひらかわ歯科医院(2024年4月2日閲覧)の記事によりますと、親知らずのパターンは3つあります。

まっすぐ生えている 歯並びが綺麗なら抜歯は必要ない
斜めに生えている 歯磨きが難しい。隣の歯が圧迫されれば抜歯が必要
歯茎に埋まり水平 虫歯のリスクはない。圧迫して腫れたら手術が難しい

さらに、手術が必要な親知らずが、上・下どちらにあるのかで手術方法や痛みに影響があります。

親知らずの抜歯後の痛みは上下で違います。 上顎は骨が柔らかく、抜歯が比較的簡単にできるため抜歯後の痛みは比較的軽度です。 一方下顎は骨が硬く、歯の形態が少しでも悪いと引っかかって抜くのに時間がかかります。 そして治癒も遅くなり痛む期間が長くなることがあります。新井歯科クリニックより引用(2024年4月2日閲覧)

これを踏まえ、私の親知らずですが、「歯茎に埋まり水平のため手術が困難」+「骨が固い下顎で手術が困難」という、苦の2段構えが待ち構えている抜歯となりました。

抜歯準備から完治までの流れ

最初に歯科クリニックに受診し、親知らずがあることを検査してもらいます。親知らずがどのような生え方をしているのか、また上・下どちらの部位にあるのかそれにより受診しているクリニックでも対応可能かは違います

私の場合は、受診したクリニックでは手術が難しく対応不可ということで、大きな病院に通院する紹介状を書いてもらいました

【2019年10月31日】:親知らずの抜歯
10:00~受付
10:20 診療
10:25 麻酔・術式の説明
10:40~抜歯
11:15 頬のクーリング
11:30 出血が多かったようで、痛み止めと炎症を抑える点滴を30分程


【2019年11月1日】:経過観察
08:30~受付
08:40~(5分程度の診察)口の痺れはないか? 食事は食べれるか? など聞かれます。

その後、口の中を機械(スプレーとか)でキレイに洗浄してもらいました。親知らずを抜いたところは穴が開いていますので、じんわりと染みます。

1週間後(11月8日)に縫合した糸を抜き取る予定だったのですが、私の予定が付かず、11月11日に糸を抜くように調整してもらいました。


【2019年11月11日】
08:30~受診
08:40~糸抜しました。膿で可能しており、ドクターが指で押し出すのですが痛いです。歯磨きとうがいをどんどんするように言われます。


【2019年11月28日】
最後の通院で経過は良好でした。しかし、まだ隙間が空いていますので、冷たい水を飲むとすごい染みます。ここから、もう1ヵ月ぐらいで染みもなくなり、3か月後ぐらいには穴も塞がりました。

抜歯の痛み・施術後の痛みのピーク

手術8日目ぐらいで糸が自然に取れてきます。まだまだ穴が開いています。

やばい痛い』痛くて涙が出ました

麻酔をしているのですが激痛です。親知らずを抜こうとする時・歯を削る時に、振動が頬骨やアゴに伝わりズキズキとします。今まで体験してきた中で誇張なしにトップクラスの痛みでした。

これは、親知らずと神経の位置が関係しているためです。この距離が近いほど痛いわけなんですね。そのため、抜歯の術式も、根っこを残して神経を圧迫している歯の頭だけを抜き取る方法になったようです。

また、抜いた部位は糸で縫合しますが穴が開いています。冷たい物・熱い物を飲み込むと激痛が走りますので、控えるようにしましょう。手術翌日からは顔の腫れが明確になってきます。人と会う際は必ずマスクを着用しましょう。

モノを噛む際・何もしないでもズキズキとする痛みは1週間は続き、体感として4日目ぐらいから僅かに良くなっていくのが実感できます。施術後には痛み止めも処方されますので頑張って乗り越えましょう

※なお、私は扁桃腺も腫れやすいのですが、抜歯で免疫力が下がってしまったのか、4日目で扁桃腺が腫れてしまいました。ちなみに、『扁桃腺手術の体験談』も書いていますので興味があればお読みください。

抜歯費用

親知らずの抜歯は保険適用があります。今回私が負担した費用は以下になります。

施術費用 3.950円
痛み止め 560円
4.510円

施術後の、再検査・薬の処方・糸抜は合計1000円程度ですので、期間合計で6000円と見積もっておくとよいでしょう。

メリット・デメリット

めっちゃ腫れる(管理人の顔です汚肌でごめんね)

メリット ・痛みからの解放につきます。

・小顔効果については実感がなく、知り合いから聞いても、写真を見比べても変わりありませんでした。というのも、頭の部分だけ取る方法でしたので、根本から抜く方法でしたら違いはあるのかも知れません。

デメリット ・あると痛い親知らずを残しておく価値はあるのでしょうか?

・抜歯後は顔(頬)が腫れます。知り合いから「めっちゃ腫れてるじゃんwww」と煽られますので、気にある人はマスクをしましょう。コロナが5類になっても猛威をふるってるしマスクは不自然じゃありません。

まとめ

手術の難易度は、「親知らずが生えている向き(まっすぐ・斜め・水平)」「上顎or下顎」により違い、その組み合わせにより歯科クリニックでも対応できる場合や、大きな病院に紹介状を書いてもらう必要があります。

私の場合は手術が難しい「水平」+「下顎」であり、想像絶する痛みを伴いました。終わってから1週間はは痛みが持続していきますが、そこからは徐々に痛みも軽減していきます。また、穴が塞がってくるのは2か月ぐらいからで、そこから完璧に治るまで6カ月ぐらいかかりました。

親知らずが腫れてしまったのならば、根本から解決するためには抜歯しかありません。痛みを開放するためには避けては通れない道になるのかと思います。

早く治すためには、とにかく口の中を清潔に保つことであり、歯磨き・うがいを徹底していきましょう。あと、5日ほどが顔が腫れるので人の目が気になる人は有給を使いましょう。

以上、『親知らず(右下)の抜歯|費用や痛みと腫れ|期間についての体験談』でした。

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